適値という考え方 住宅のコストの成り立ち
適値という考え方について少し説明致します。
当社は長年建築コストについてスーバーゼネコンの元プロジェクト単位(現場単位)に
於いて可能性がある限りのコスト圧縮する技術を開発してきました。
その経験から生まれたのが適値(適切な値段)という造語です。
建設特に住宅の分野ではまだ、赤字物件ということはなく、Costは非常に業者サイド
につくられています。
それは問題ではありません。
売り物としての正しい価格であるか。という部分を買う側(施主、発注者)が精査できない
ことが問題なのです。
さて、上記にある表の見方を説明します。
一般的には設計とコストというのは連動しているのです。
よって、概算見積(設計をしていない)ところから始まり、基本設計を行います。
次に実施設計、その次には変更設計と大凡、4ステップ程設計業務があるのです。
しかし、その設計業務を明確に打ち出していません。
住宅を作った方であれば、分かるのですが、注文住宅などは物凄い時間と労力を
掛けて打合せをします。
そのたびに設計が変わります。
その行為を文字にすれば、基本、実施、変更という言葉になるのです。
その結果、非常に満足度の高い設計に仕上がる訳ですが・・・
ここで問題が起きます。
実際の建築予算は一体いくらであるのか?
全く考えていない場合、後から設計を更に行い予算に合うものとなります。
例えば、複層ガラスのサッシであったのが、通常のシングルガラスに変更など。
折角、時間を掛けて満足のいく設計をしたはずなのに・・・
私どものが掲げる適値とは!!
まず、初期の段階で建築予算書を作るのです。
その予算書には最低、3社ほどの見積を合わせて自分の借入限度額と貯蓄など
を複合させて、施主の建築予算書を立案します。
これが適切な値段に導く手引書となるのですね。
適値とは適切な値段という意味です。
施主の満足度を損なわず、レベルの高い満足度を求めることが出来ます。
是非、適値という考え方を知ってほしいと思います。
詳しくは・・・